俺の好きだった場所。

ここだよ。

ここ。

２０代前半から数年間、相当お世話になったバーです。

なつかしーな。

ここで何杯のミラーのタンブラーを飲んで、どれだけわがままなカクテルを注文して、何本のアーリータイムスを空け、恵まれ愛する素敵な人と出会い、純粋なる時間を共有出来た事か。

あの町を離れ何年経つだろう。

ほんとね、俺にとって良い思い出しかないんだわ。

バーの近くに温泉があってさ、仕事が終わってまずバーでタオルを借りんの。

んで、温泉に行くんだ。

湯上りで飲むビールの旨いこと。

普通ないよ。そんなシチュエーションもバーもバーテンダーの心意気も。

タバコだってさ、銘柄覚えていてくれて買っておいてくれるんだぜ。

最高よ。にいやん！んで専務！

俺が行く時間帯がさ、遅くて大体１０時～１２時だったんだ。

てっぺん（十二時）回ったくらいが俺にとってはいい感じで午前の2時あたりが最高だったね。

看板消して、バーマンを貸切にしてさ。

ギター借りて夜な夜な歌わしてもらってね。

そんで、そこから飲みに行くわけよ。

しけた街だったけどそれなりに楽しかったし、時には俺の部屋で飲んだり。

しけた街って言うのは俺なりの褒め言葉だから勘違いしないで欲しい。

今、あの頃に戻りてぇとはおもわねぇが懐かしい。本当に懐かしい。

色々ありがとう。今後とも宜しくお願い致します。

For Beer Bar Reds

また会いに行くから。

love shun